カウンセリングというと、ひとくくりにしてしまいそうですが、いろんな流派があります。

一昔前に、米国では800ものカウンセリングがあると言われておりました。

今はいくつあるのでしょう。もっと増えているはずです。

一般にカウンセリングといわれているものは、日本語では、心理療法、精神療法といわれているものです。

よく質問をされるのですが、催眠療法については、世界的に見ても一般的な治療ではないこともあり、私は存じ上げずコメントが出来ません。

心理療法、精神療法には大まかに、人数により2種類に分けられます。(他の分け方も多数あるのでまた別の機会に記載します)

1.個人精神療法(心理療法)

 患者さま(クライアントともいいます)1人対治療者(セラピストともいいます)1人で行います。

 例えば、精神分析療法がその代表です。大抵の精神療法(心理療法)は、精神分析療法を学んだ者が新規に作ったため、おおむね、精神分析を知っていると、大抵は、他の治療も理解しやすくなります。

2. 集団精神療法

治療者が、1-数人に対して、患者さまが複数のもののです。

その代表的なものが、即興劇の手法を用いた小集団を対象にする「サイコドラマ」と、言語を用いたグループになります。

実際、米国の集団精神療法学会を創設したときにもこのふたつが、協力して設立しています。

どちらも、無意識のうちに繰り返し行っていることを、意識化し、修正していく、事が多いです。

どちらがいいか、それぞれの特徴があるため何とも言えませんが、集団精神療法は他の患者さんがどう反応するかをその場で体感できる利点がある一方、人と接することが怖い方は、参加しにくいかもしれません。

個人精神療法も色々ありますが、対人緊張が強い方には良いと思います。

 いずれの治療も、患者さまが治そうと努力することが必須で、「治療者におまかせ」という場合には効果はほとんどありません。この点をご承知置き下さい。

また、治療はカウンセリングだけではありません。薬物療法や、環境調整などを含めて効率よく治療が進むように配慮してまいります。

 

八戸マナクリニック 心療内科 精神科 院長